10GbE化してみました~高速LAN環境

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 家のネットワーク環境、無線LANが早く安くなり機器もスマホやタブレットが中心になって有線環境を整える必要がなくなった方も多いのかなと勝手に思っています。自分自身もそう思う部分もありつつ、デスクトップはやっぱり有線!高速回線!ということに落ち着いたので10GbEを導入してみました。

 実は固定回線自体は2年くらい前に10Gコースに変えていたのですが、PC側は2.5Gのままという状況が続いていました。WiFiも802.11axになり、無線でも800Mbpsくらい出るしもうちょっと安くなってからでいいかなって。

 宅内のネットワーク環境はかなり早い段階で(1)GbE化していて、それこそ10年以上前には整えていたので早く次世代化したい思いもありました。ただ10GbEに関しては思った以上に機器が充実せず二の足を踏んでいました。ストレージ自体のボトルネックもSATAからNVMeに移行したことでメリットも見いだせるようになり、そろそろかと思いつつも結構な時間が経過していました。

 たまたま立ち寄ったお店で新古品の10GbE NIC「ASUS XG-C100C」を見掛けて物欲が再燃していたのですが決めきれず……2週間くらい経ってからお店に行ったらまだ残っていたので意を決してそのまま購入したというわけです。

 結論から言いますと、もうちょっと待ってもいいと思います。

 NICを刺したPCはそれなりに新しい(Core i5-10400)ですが、通信速度に比例してCPU負荷が高くなり、5Gbpsを超えたあたりでCPU使用率が90%を超えてきます。回線側がベストエフォートなので実際5Gbpsくらいしか出ないのですが、よほど高速なストレージを持っていて利用する予定がない限り10GbEである必要はないと思います。

 1Gbps以上のLANケーブルを利用出来る規格は、2.5G/5G/10Gが市販されています。このなかでも2.5GbEについてはUSB接続の製品もいくつか出ており、価格も5000円程度で手に入ります。ハブも2.5G対応であれば1万円を切るものも発売されましたので複数台の環境も構築しやすくなっています。自作PCでもオンボードLANが2.5GbEのものが増えてきましたしね。

 ネット回線が1Gbpsを超えるサービスに加入されている方や、NASなどLAN内でのファイル転送が多い方は2.5GbEがそろそろ買い時になってきましたよ、というお話しでした。10GbEは導入したこと自体に満足出来る方以外はもう少し待ってもよさそうです。

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